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18世紀後期、測量技術士はアメリカの中西部の土地をきっかり1マイルの正方形に分割した。
しかし地球は丸いので、北に行くにつれてその線は先が細くなっていった。それゆえ、正方形に分割されたグリッドは
修正する必要があり、その修正のした跡は約20マイルごとにあらわれる。
カンザスのまっすぐで埃っぽい道をドライブしていたとき、航空写真家のゲルコ・デ・ライターはそれ以外は完全に幾何学的な道路のなかに、ほかとは異なった小さいカーブやT字路を発見した。
イルマ・ボームによってデザインされた本書は、250を超えるグリッドを補正している箇所の写真が収録されており、
風景をデザインしたいという人間の欲望に対して多くの方法で自然が返答しているということがうかがえる。
Nai010 Publishers / 452ページ / ソフトカバー / 216 x 216 mm / 9789462084889 / 2019年