オランダ人アーティストのミシェル・ヴァン デル ザンデンは、テレビゲームや3Dグラフィックスから着想を得た絵画制作を行なっている。
本書はヴァン デル ザンデンの近作を収録しているが、過去の作品と比べてさらに抽象化されており、より広い解釈の余地を残す作風となっている。彼の作品の中に繰り返し登場する形は、粘土、歯磨き粉、落書き、または排泄物を連想させるが、やはり結局は「絵の具」である。一見ランダムにチューブから絞り出された絵の具ようだが、どれも混ぜられてはおらず、それがこのアーティストにとっての完成された形なのだ。
The Eriskay Connection / 32ページ / ソフトカバー / 275x210mm /9789492051165/ 2016年