







タイトル:
Drifting across the sea,
Searching for a place to belong.
Finding a new home,
And calling it their own.
Just like the Fossa Magna,
Years gone by,
Layer by layer,
Unseen, but to be known.
日本人の写真家、アバロス村野敦子による、フォッサマグナをテーマにした写真集。デザイン・編集は、造本家・町口覚(MATCH and Company Co., Ltd.) によるもの。
フォッサマグナとは、日本列島の本州中央部を横断している大きな溝であり、ドイツ人地質学者のエドムント・ナウマンが発見したものである。
アバロス村野敦子は、彼がフォッサマグナを発見した時のエピソードに心惹かれ、フォッサマグナに関するリサーチと撮影を始めた。リサーチを進めていく中で彼女は自分の生活の拠点である東京もフォッサマグナの上にある土地であるということに注目するようになり、本書はフォッサマグナに関する写真と、彼女の個人的な日常の写真を組み合わせ、「積み重ねる」ということについて多角的な視点でまとめた作品集となっている。
作品集中に掲載されている英文は作家の夫である、アバロス・カルロによるもの。日本語訳を掲載した小冊子付き。
自費出版/ 68ページ / モノクロ印刷/ ソフトカバー / 257x 167mm/ 2020年