






平野聡は東京を拠点に活動している写真家。本書は、東京・渋谷で行われている大規模な再開発に焦点を当てた作品集。
首都圏では2021年に開催予定の東京オリンピックに向けて、これまでも多くの工事が行われてきた。しかし今回の渋谷駅の工事は世界でも最も人通りの多い横断歩道がすぐ近くにあり、また作業中も9つの路線は変わらず稼働しているという特に密集しているエリアでの工事である。
平野はそんな渋谷の変わりゆく姿を、昼夜問わず様々な時間に撮影し、賑やかな変貌の過程を静止画の集合体として表現したのである。
2016年に開催されたSteidl Book Award Japanの受賞者の作品。
Steidl / 80ページ /スパイラルバインディング スリップケース入り / 240 x 365 mm /9783958294080 / 2020年