イタリアのアーティスト、ピエロ・マンゾーニによる「色がない」作品をまとめた一冊。彼は色がないことを示すために「アクローム」という言葉を作り、真っ白ではなく色の完全な欠如を目指して制作をしていた。
彼は絵画から物語性のある内容を排除したいと考えており、この作品によって反表現主義者としての芸術家への関心と作品の物質性への関心を高めて行ったのである。
初期はキャンバスを陶土に浸して作られた作品が多く、不規則に固まったしわや土の重さでできたたるみが鑑賞者を表面の物質性に注目させるような絵画であった。後年には綿、フェルト、ポリスチレンなど色のない様々な素材を採用するようになり、本書では彼のさまざまな「アクローム」作品を紹介している。
Hazan / ハードカバー / 192ページ / 280 x 240 mm / 9782754108768 / 2016年
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