アメリカ人の写真家Ryan Debolski(ライアン・デボルスキ)が、2014年にフルブライト・フェローシップの一環としてオマーンに1年間滞在した際に制作した書籍。
「LIKE」は、石油と天然ガスに恵まれた急速に近代化が進むオマーンのインフラをを構築する出稼ぎ労働者たちの物理的・デジタル的な関係性を探っている。東アフリカやインド亜大陸からの出稼ぎ労働者たちは、キャンプで何年も生活する中で直面する社会的孤立に対処するために、低価格のスマートフォンを使ってコミュニケーションをとっている。労働者たちは様々な理由で強制送還されたり、地域内の様々な収容所に移動したりするため、新しい友人ができるとすぐに、他の人々は跡形もなく姿を消し、二度と音信不通になってしまうという。
本書はオマーンで働く出稼ぎ労働者の写真と、彼らのメッセージのやり取りを組み合わせたもの。また、写真家ジェイソン・コックスヴォルドによる、芸術における労働表現の歴史の文脈の中で、この作品を紹介するエッセイも収録されている。
2020年「The Paris Photo — Aperture Foundation Photobook Award」の「First Photobook」部門で審査委員特別賞を受賞。
Gnomic Book / 136ページ / ソフトカバー / 320 x 240 mm / 9781733887724 / 2020年