アリギエロ・ボエッティはイタリアのコンセプチュアルアーティストで、芸術運動アルテ・ポーヴェラ*のメンバーである。世界地図を刺繍したシリーズ「Mappa」でよく知られている。
本書は、彼の本と印刷物に焦点を当てた初めての出版物。「何かを本当に望むならば、それを文章にする必要がある」と信じていた彼にとって、印刷物、テキスト、言語は非常に重要なものであった。アーティストブックの先駆者であるボエッティは、読むことと見ることが同じ美的体験の一部になるという新しい概念の展開を探っていた。彼のアーティストブックやポスター、展示会の招待状、新聞「イル・マニフェスト」の中で生まれた作品など、いろんな媒体の印刷物を扱った一冊となっている。
*Arte Povera(アルテ・ポーヴェラ)- 1960年代末から70年代初頭にかけてイタリアで生まれた「貧しい芸術」という意味の芸術運動。特徴として、鉄、廃材、石、布切れといった日常的で質素な素材のほか、石、土、植物などの自然物を未加工のまま提示することが挙げられる。
Corraini Edizioni / 320ページ / ソフトカバー / 240 x 170 mm / 9788875703172 / 2015年