まだリヒターが自身のことをゲルトと名乗っていた1961年-1962年は、彼の人生の生でこれまで解明されてこなかった時期である。
本書はその時期に焦点を当てた展覧会に合わせて刊行された書籍。
デュッセルドルフに移って間もなく、ゲルハルト・リヒターは、デュッセルドルフ国立芸術アカデミーに通い、1年半という期間で写真をモデルにし、アメリカのポップアートに影響を受けた独自の絵画スタイルを確立した。
この展覧会では、ドレスデンで確立された具象的な絵画から、抽象的で実験的な表現へとリヒターが解放されていったことを、この数ヶ月間に制作された絵画やドローイングによって紹介した。
本書では、手紙や文書のほか、この時の写真や新しい芸術の始まりを模索したレポートなどが掲載されている。
Walter Koenig / 108ページ / ハードカバー / 230 x 170 mm / 9783960988847 / 2020年
※ドイツ語表記で巻末に英語表記の冊子が挿入されています。