






ニューヨーク・タイムズ紙の美術評論家ロバータ・スミス氏は、2008年のレビューで、ドイツ生まれでロサンゼルス在住のアーティストであるスターリング・ルビーを「今世紀に登場した最も興味深いアーティストの一人」と絶賛した。
1972年生まれのルビーは、彫刻、コラージュ、インスタレーション、絵画、陶芸、ビデオ、版画など、自分のアイデアに合ったメディアを使って作品を制作している。ミニマリズム、アール・ブリュット、グラフィティへの言及と、ポップカルチャーへの鋭い理解を融合させたルビーのアプローチは、情報の過剰生産、神経症、個人の衝動と社会的統制のメカニズムとの葛藤、都市の暴力、消費、不安、そして現代の西洋社会を特徴づける統制の必要性を取り上げている。
出版社のモノグラフシリーズの一つであるこの本は、このアーティストの作品についてこれまでで最も包括的な資料となっている。
フリーズのアソシエイト・エディターであるイェルク・ハイザーと美術史家のロバート・ホッブスが新たに書き下ろしたエッセイも収録されている。
【古書】/ JRP | Ringier / 168 ページ / ペーパーバック / 292 × 241 mm / 9783037640104 / 2009年