






新素材研究所は、現代美術作家の杉本博司と、建築家の榊田倫之によって2008年に設立された建築設計事務所であり、古代や中世、近世に用いられた素材や技法を研究し、それらの現代における再解釈と再興に取り組んでいる。
本書は、新素材研究所の活動と哲学を掘り下げて紹介する一冊。今まで展開してきたプロジェクトは、使用された素材によって特徴づけられ、フルカラーの写真と共に紹介されている。また、杉本博司と榊田倫之が中心となり、彼らのデザイン精神や日本の美意識のルーツを解説したテキスト、素材や日本の古典的な技術に関する注釈付きの索引も掲載している
Lars Müller Publishers / 400ページ / ハードカバー / 245 x 180 mm / 9783037786468 / 2021年