100%再生紙から作られた本書は、建築における材料や要素のリサイクルを訴えた一冊。
資源の消費に関して必然的なパラダイムシフトが要求されている現在、新築という概念から脱却し、既存の建築ストックを資源やアイデアの宝庫として捉え直し、リサイクルやアップサイクルを建築の可能性として理解する必要がある。その概念がぼんやりとしか定義されていないまま頻繁に使われるようになったアップサイクルという言葉だが、そもそも建築の歴史とは、建築材用や建築様式、そして建築における知識がアップサイクル/リサイクルされて発展したのである。
本書では、アップサイクルの歴史的概念、すなわち建築物や建築部品の質的リサイクルの可能性を探り、それを理想論に留めるのではなく、経済性と構造・デザインの質の高さを紹介している。
Triest Verlag / 220ページ / ソフトカバー / 220 x 160 mm / 9783038630463 / 2020年
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