





もともと医者であったドイツ人のヴォルフガング・ライプは、医学では人の心までは救えないとの考えに至り、アーティストに転向した。
牛乳や花粉など命に関わるものを採用し、彫刻作品を通して東洋的な思想で「生命」について思考している。
本書は、スペインのカタルーニャ地方にある神聖な山の向かいに作った、花崗岩の部屋の作品をまとめたもの。そこを訪れた人は自分と自然の関係に直面する。簡単には辿り着くことのできない岩室の様子を豊富な写真で見ることのできる一冊となっている。
※こちらの商品は古書です。写真でコンディションをご確認の上、ご注文ください。
Hatje Cantz / 84ページ / ハードカバー / 250 x 290 mm / 9783775790956 / 2002年