2005年のヴェネチア・ビエンナーレのアメリカ館で展示したエド・ルシェの参加作品は、1833-1836年の間に制作されたトーマス・コールによる「The Course of Empire(帝国の推移)」という5枚の絵画シリーズにインスピレーションを受けている。「The Course of Empire(帝国の推移)」は時間の流れにつれて、同じ風景が原始的な自然から開発された土地、最後に不毛な荒れ地へと変化していく様子を描かれている作品だ。2011年に出版されたルシェの「Psycho Spaghetti Westerns」では、この思考回路を継続させ、実証的かつ隠喩的に、現代のアメリカの風景に及ぼす時間の影響にズームインしている。彼は、知覚と記憶におけるこれらの微妙なニュアンスを「浪費と回収」と表現している。本書はロームのガゴシアン・ギャラリーで開催されたルシェの個展「Paintings」に合わせて出版された一冊。
Gagosian Rome / 58ページ / ハードカバー / 250 x 350 mm / 9781938748134 / 2015年
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