イギリス人画家ベン・ニコルソンは、日常使いの家庭用品を抽象芸術の実験的な作品に変身させた。模様のある水差しやハンマー、ゴブレット、スパナ、ノミなど、ごく普通の身の回りの品々は、ニコルソンにとって限りないインスピレーションの源となった。
本書では、ベン・ニコルソンの日常的なインスピレーションの源に迫る。彼の絵画、レリーフ、版画、ドローイングと、普段目にすることのない私物やアトリエの道具を初めて一冊にまとめて紹介する。
初期の伝統的な卓上静物画から後期の抽象的な作品まで、ニコルソンの作風がどのように発展していったかをたどる内容になっている。静物画はニコルソンの芸術活動の中核をなすものだった。このような質素な品々は、彼は形と色彩の実験の始発点であった。
また、1920年代から1970年代にかけて、ニコルソンの静物画のスタイルがどのような芸術的、個人的影響を受けて進化していったかをたどり、パブロ・ピカソやピエト・モンドリアンといったモダニズムの巨匠たちとの出会いも紹介されている。
Pallant House Gallery / 136ページ / ハードカバー / 195mm x 241mm / 9781869827779 / 2021年
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