モロッコ出身でフランスを拠点に活動するアーティストであるスーフィアン・アバブリ(Soufiane Ababri) は、ドローイングやインスタレーションを通して、クィア・アイデンティティや権力構造、歴史的記憶といったテーマを扱う作家である。とりわけベッドの上で制作されるドローイングシリーズで知られ、親密な空間と政治性を結びつける独自の実践を展開している。
本書は、2020年に始まった同名のドローイングシリーズから選ばれた作品を初めてまとめた作品集。肖像の連なりによって構成される本書では、作家自身が共鳴するクィア・コミュニティが立ち上げられ、個々の人物の固有性と同時に、相互のつながりが浮かび上がる。収録される人物には、作家の友人に加え、文学、芸術、映画、ファッションの領域に属する歴史的人物や文化的アイコンが含まれ、それぞれへの敬意と共感が表現されている。
また本書には、美術史家でありアクティヴィストでもあるエリザベス・ルボヴィチによるテキストが収録され、アバブリの制作の場である「ベッド」をめぐる意味や、その政治性・歴史性について考察が加えられている。
Triangle Books / 244ページ / ソフトカバー / 320 × 240 mm / 9782930777580 / 2024年
Other Items
-
- Irene Kopelman / A Matter of Framing. Notes on Representation Vol. 13
- 6,160 JPY
-
- Architecture Connecting - Memoryscapes
- 7,920 JPY
-
- Yoshie Itasaka / Infinity Complex Landscape
- 9,900 JPY
-
- Jean-Baptiste Bernadet / NO PASA NADA
- 6,820 JPY
-
- Stanislaus von Moos, Arthur Rüegg / Twentyfive x Herzog & de Meuron
- 20,900 JPY
-
- Åsa Pärson / Yoroke
- 12,650 JPY