ドイツ出身のアーティスト、ユルゲン・ベルクバウアー(Jürgen Bergbauer)の作品集。ベルクバウアーは11年間にわたり、ヨーロッパ11カ国の蚤の市で「イメージのボロ」や「オブジェのスクラップ」を写真に収めた。
無意識のうちに演出されることで、長い間失われていた「絵の中の絵」のオーラが一瞬だけ充電される感覚から、特に美術品の複製品に惹かれたという。複製された「名画」のすぐ近くでは、ほとんどすべてのものが同じように魅惑的な感覚に変わる。この本のコンセプトとデザインは、アンドレ・マルローの『Le Musée Imaginaire』(1947年)と、セス・シーゲラウブの『Xerox Book』の2つの出版物からインスピレーションを受けている。
Roma Publications / 372ページ / ソフトカバー / 280 x 210 mm / 9789464460261 / 2022年