欧米映画のセット写真を通して、足フェティシズムを研究する1冊。ハリウッド黄金期からフランスのヌーヴェルヴァーグまで、欧米の映画作家が伝える隠れたファンタジーとジェンダー規範を、足というモチーフから明らかにする。映画そのものとして構成された本書は、ピエール・ルギョンが2007年から開発した、映画のマージナルな側面を見つめる上映装置「スクリーンの約束」の初の印刷物となっている。本書で複製されたロビーカードやプレス用写真はすべて、the Museum of Mistakes, Brussels(ブリュッセル間違い博物館)が所蔵しているもの。ルイーズ・ローラーによるインターミッションと特典付。
Triangle Books / 196ページ / ソフトカバー / 240 x 200 mm / 9782930777481 / 2021年