オランダのグラフィックデザイナー、カレル・マルテンス(1939年生まれ)は、数十年にわたりオランダの視覚文化に影響を与え続けている。マルテンスは、コミッションワークと並行して、個人的で反復的な印刷方法にこだわり続け、クリエイティブな活動がいかに分野の垣根を越えて行われるかを示してきた。
マルテンスは、1年の各日ごとにユニークなアレンジメントを創り出した。これは、もともと彼の特徴的な手法である、拾った金属の形から活版印刷のモノプリントを作成し、それをデジタル化して365のコンポジションで構成したものである。この作品は、マーテンスのデザイナーおよび教育者としてのアプローチの縮図であり、日々のアートの実践に言及している。
Walther Konig / 800ページ / ハードカバー / 209 x 146 mm / 9783753300740 / 2022年