ロンドンのショーディッチにある円形広場、アーノルド・サーカス。長年手入れされることなく放置され、薬物の取引が行われるなど近寄り難い場所となっていた広場。地元の有志らが2000年代中頃に団体「Friends of Arnold Circus」を立ち上げ、広場中心にあった八角形の小さな屋外ステージなどの手入れを行い、定期的にイベントを開催するようになる。
そこで使われるために生まれたのが、スツールであり、裏返せば物入れにもできるマティーノ・ガンパーの「Arnold Circus Stool」。広場や「Friends of Arnold Circus」の歴史、ガンパーによる製作プロセス記録、関わってきた人々、カムタムされたスツールなど、「Arnold Circus Stool」をめぐる豊かな歴史が収められている。
(ディストリビューターのテキストより)
Dent-De-Leone / 96ページ / ソフトカバー / 165 x 115 mm / 9781907908651 / 2022年