ジンバブエ出身のアーティスト、ジェームズ・ベケットのインスタレーションと本書の中心には、「パーティクルボード」がある。産業界の大物マックス・ヒンメルヘーバーが質素倹約の精神から発明した、木材の小片を接着剤と混合し熱圧成型した木質ボードの一種であるパーティクルボードは、現在、世界中で生産される家具の材料の80%を占めている。アムステルダムの街角から回収されたパーティクルボードを使い、作家は工業生産と人間の行動の関係を探った。本書には、ヒンメルヘーバーの季刊誌「Scheidewege」から、ボーイスカウト、神道、環境保護といった珍しいテーマに関する文章を抜粋し、またディルク・ファン・ウェルデンと作者の対談を収録している。
Roma Publications / 120ページ / ソフトカバー / 270 x 145 mm / 9789464460285 / 2022年