








リチャード・ディーン・タトルは、小さくカジュアルで繊細で親密な作品で知られるアメリカのポストミニマリストのアーティストである。
本書は彼の新しいシリーズ「Stories, I-XX」(2020)に関しての一冊。本シリーズにおいて、作家はペインティングを別の領域に移し、色彩に関するリズミカルな考察を発表した。一つの物語(Story)から次へと進むにつれ、切り出した合板の作品の特異な性質が、それらの物語の連続性と対峙するようになる。
1980年代、リチャード・タトルは、アートのスケール、フォルム、展示システムとの関係を探るために、素材やフレームを使った実験を開始した。ミニマリズムの冷たい精密さとは一線を画す彼の作品作りは、遊び心と手作り感にあふれ、物事は常に「始まったばかり」であるという考えを促進する。合板、厚紙、発泡スチロール、紙といった質素な素材で作られることが多い彼の作品は、職人技とは関係ない鑑賞の仕方を見る者に提案する。
Borgerhoff & Lamberigts / 96 ページ / ハードカバー / 330 × 290 mm / 9789463934152 / 2021
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