







ヘルマ・デ・ウィットは、アムステルダムを拠点に活動している。リートフェルト・アカデミーで学び、ファッション業界でキャリアを積んだ後、ビジュアルアートに興味を持つようになった彼女は1999年以来、繊細な花のスケッチから、ブロンズや木製の堅牢な彫刻まで、様々なアート作品を制作してきた。また、自然のサイクルに魅了され、感情や生命のプロセス、はかなさについての考察を生み出すことに焦点を当てた制作活動を行なってきた。
本書は、ヘルマ・デ・ウィットのブロンズ彫刻、オブジェ、ドローイング、エッチング作品を収録する一冊。作品は、作家と自然との強迫観念的な関係を裏付ける。選ばれた被写体の綿密な研究とその後の解釈は、ときに親密なスケールで、あるものはドラマチックに、あるものは淡々と、それぞれの対象はある種の静寂を獲得し、作家は人間の肖像画を描いているような作品群を作り上げている。
Borgerhoff & Lamberigts / 150ページ / ソフトカバー / 320 x 240 mm / 9789089319517 / 2018年