オランダ・アムステルダムを拠点に活動しているジョルディ・デ・ヴェッテンは、日常の風景を観察し、無名でありながら興味深い光景を写真に切り取ることで、見過ごされがちな「ありふれたもの」のなかに潜む非日常性を浮かび上がらせる作家である。
本書には、特徴のない家屋、空き地の影、歪んだ送電塔、散らばるパズルのピース、公園に放置されたようなピアノなど、日常の中にありふれた風景をモノクロームの写真で収められている。それらの写真は「無名だが異様なシーン」を視覚的な証言として提示し、観察者の好奇心をかき立てる構成となっている。
Roma Publications / 108ページ / ソフトカバー / 295 x 202 mm / 9789464460797 / 2025年