Kenji Aoki(青木健二)はニューヨークを拠点に活動中のフォトグラファー。独特の色彩やミニマリズムによる力強くも繊細な作風で知られる。
スティルライフ写真の極北をゆく青木健二が12年ぶりに帰国し、「無対象」を探求してきた独自の世界から少部数限定の写真集が生まれた。彼にとって対象はもはや重要ではない。対象は最少にして、対象を通して、対象から離れていく。
例えば、一本の棒。横たわる影との関係は、非現実なほど直角で、まるで2次元の幻影。これ以上何も引けないミニマルな位相で、そこにある「何か」が美しく矛盾するまで、光と影の関係を追い込んでいく。自立する一本の棒は、「0のために必要な1』なのだ。
本書は、2020年に撮影された26点のスティルライフ写真を収めた6冊組写真集。デザインは山口信博。番号付き限定350部。50番まではサイン入り。
FRAGILE BOOKS / 84ページ / ハードカバー / 351 x 351 mm / 9784909479051 / 2024年