






カール・ブロスフェルト(Karl Blossfeldt)は、植物をクローズアップで撮影し、自然の中にある幾何学的な美しさを引き出す作風で知られ、特に「新即物主義」の流れの中で評価された。「Neue Sachlichkeit(新即物主義)」 と呼ばれる芸術運動と関連し、同時代の写真家、アウグスト・ザンダーやアルベルト・レンガー=パッチュと並んで語られることが多い作家である。
本書では、ベルリン芸術大学アーカイブに収められている、彼のコレクションの全貌を紹介し、未発表写真や植物標本、さらにはブロスフェルトが制作したブロンズ彫刻まで網羅する。
Schiemer Mosel / 560ページ / ハードカバー / 268 x 230 mm / 9783829610247 / 2024年