オランダ出身のドキュメンタリー映像作家・作家・ 写真家、Johan van der Keuken(ヨハン・ファン・デル・クーケン)の作品が初めて世に出されたのは1955年のこと。当時17歳だった作家が「Wij zijn 17(=オランダ語で「僕たちは17歳」の意)」と題された小型の写真集は、彼の友人たちを被写体にしたモノクロ写真で構成される。構図や光の入り方などに細かい配慮が行き渡りながらも、被写体の等身大で自然な様子がそのままに伝わるかのような作風から、卓越したセンスが見て取れる。賞賛と痛烈な批判を同時に浴び、良くも悪くもセンセーショナルな出来事として受け止められた事実は、オランダの現代写真界において大きな影響力があったことを雄弁に物語っている。初版から60周年にあたる2015年、彼の元妻であるNoshka van der Lely(ノシュカ・ファン・デル・レリー)と共にファン・デル・クーケンの作品管理を担っているギャラリスト/デザイナーのWillem van Zoetendaal(ウィレム・ファン・ゾーテンダール)の協力を得て、通算第6版が出版された。日本語のテキストが収録されたのは本書が初となる。
Foci Press、Van Zoetendaal Publishers / 64 ページ / ソフトカバー / 240 × 160 mm / 9784990717391 / 2015年
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