ドイツ・フランクフルト出身で、現在はパリとベルリンを拠点とするアーティストのKatinka Bock(カティンカ・ボック)の彫刻やインスタレーションは、中継的でつかの間の、そして心もとない段階であらわれる。蒸発作用や熱、流れの循環といった物理過程は、しばしば外部環境との相互作用による素材の変化を通じて明白だ。本書はボックが1年間で発表する3つの空間での展覧会にあわせて出版されたもので、一連の展覧会の序文の役割をも果たす。グラフィックデザイナーで、本書の版元であるRoma Publichationsの主宰者のひとり、Roger Willems(ロジャー・ウィレムス)やLouis L_thi(ルイース・ルティ)との密接なコラボレーションにより制作された本書では、ボックの作品において「周辺」として描かれるものに焦点をあてる。作家自らが制止した状態のまま、あるいはコントロールしながら、表面、断片、オブジェクト、行動、そして形に目を向け、写真に収めている。
ROMA / 174 ページ / ソフトカバー / 280 x 210 mm / 9789492811134 / 2018
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