





「写真史の父」と謳われたとボーモント・ニューホールは、仲間内では人をもてなすことが大好きなシェフとして知られていた。
本書に引用されている彼の記事とレシピは、1956年から1969年にかけて、ブライトン・ピッツフォード・ポストというニューヨーク・ローチェスターの地方紙にウィークリーコラムとして掲載されていたものである。そのコラムで紹介された写真は、彼の仲間によるものも多い。そこにはアンセル・アダムス、エドワード・ウェストン、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ポール・ストランドなど、20世紀を代表する写真家が名を連ね、ニューホールの料理を仲間で楽しんだ。本書の編集は1993年に彼が亡くなるまで15年間アシスタントとして働いたデイビッド・シャインバウムによるもので、彼は個人的なエッセイも寄稿している。
Radius books / 172 ページ / ハードカバー / 254 x 197 mm / 9781934435069 / 2009