





不朽の名作「The Americans」以降のRobert Frank(ロバート・フランク)において、本作がおそらくもっとも重要、かつ本作りにおいて自叙伝的で、ときに告白めいたアプローチを確立している写真集であることに疑いの余地はない。本書は1972年に東京の邑元社から出版されたものをもとに、新たにSteidl版として出版されるに至った。本書の制作にあたっては、ロバート・フランク本人との密な協働をもとに、1972年にLustrum Press(ラストラム・プレス)から出版されたアメリカ版の初版を参照し、その内容をアップデートしている。
1945〜46年のスイスで撮影された初期作、彼がペルー、パリ、バレンシア、ロンドンとウェールズといった旅先で捉えたイメージ、「The Americans」のコンタクトシート…といったように年代順に編成されており、1972年までのフランクのすべての作品シリーズから選出している。フランクの若い家族との親密な写真、のちに手がけたフォトコラージュ、映像作品のスチール。この構造はフランクの半生のリズムを写しだす鏡であり、彼自身が綴ったまるで日記のような短い個人的なテキストによって、彼の声(考え)がふんだんに盛り込まれている。
Steidl / 102ページ / オタバインド・ブロシュア / 304 x 227mm / 9783958293205 / 2017年
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