other
{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/7

On Kawara / SILENCE

11,000 JPY

About shipping cost

言葉、写真、情報に関するシステムを頼みとすることを理由に、河原温はしばしば、コンセプチュアルアートの歴史における重要人物だとみなされる。だがしかし、彼の作品は絵画への傾倒やその実存的な広がりにおいて際立っている。 本書は、2015年にニューヨークのグッゲンハイム美術館で開催された彼の展覧会にあわせて出版された。本展そのものと同様に、本書の構造は晩年の作家と密接な協働のうえに考案されたものだ。 本カタログには、美術史、文学、文化人類学といった多分野にわたる著名な学者や批評家が寄稿した河原の作品に対する論文のほか、彼の制作にまつわるすべてのカテゴリーに対して、実体があり、かつ信頼のおける記述を収録する。結果として、このような包括的な情報が初めてひとつの印刷物に収められた貴重なものとなった。 図版も豊富で、デート・ペンティング(「Today」シリーズ)、カレンダー(「One Hundred Years Calendars and One Million Years」シリーズ)、ポストカード(「I Got Up」シリーズ)、電報(「I Am Still Alive」シリーズ)、新聞記事の切り抜き(「I Read」シリーズ)、地図(「I Went」シリーズ)、リスト(「I Met」シリーズ)といった、1960年代半ばから始動した芸術的実践で構成される。なかでも、1970年から3ヶ月にわたり日々描いていた、97点に及ぶデート・ペインティング作品(新聞を敷き詰めた保管箱もともに収録)は圧巻だろう。さらに、もっともよく知られているであろう作品群よりも以前にパリとニューヨークで制作されたペインティングやドローイング作品の複製のほか、彼の制作過程に関連した素材といった非常に珍しいイメージをも収録する。 ※カバーの色は選べません。現在の在庫は、表紙が水色になります。 Guggenheim / 264ページ / ハードカバー / 324 x 248mm / 9780892075195 / 2015年

Sale Items