本書は、オーストラリアのメルボルンを流れる全長242kmの河川、ヤラ川がもたらす自然と文化の緊張関係に焦点を当てた作品集。
ヤラ川の氾濫によって度々起こる洪水は、現在オーストラリアで暮らしている人々の祖先であるヨーロッパからの入植者たちが、この川の整備に取り掛かる前に抱いていた恐怖心への理解の欠如であると考察する。
作者のジェームズ・ギアーツはフィールドリサーチやアーカイブ資料、そして現地調査を通じて、川がどのようにせき止められ、拡張され、ルート変更されたかなどを詳細にリサーチした。このプロジェクトは川の力学と植民地化との関係を強調するものであるのだ。
Art Data / 208ページ / ペーパーバック / 241 x 171 mm / 978-0648262800 2017年