







アン・トゥルイットはアメリカのメリーランド出身の画家・彫刻家。心理学を学び、その後看護師として勤めた経験を持っている。
制作活動を始めたのは20代半ばの頃で、初期は具象的な彫刻作品を制作していた。その後バーネット・ニューマンらの作品に影響を受け、作品は幾何学的になっていく。
自身の記憶をテーマに作品を作っていた彼女だが、同時代のミニマルアーティストが工業的な制作方法を採用していたのとは異なり、彼女は一貫して手作業にこだわっていた。
本書は60年代から晩年まで約40年間に制作された彼女のドローイング作品を一挙に紹介した一冊。
Matthew Marks / ハードカバー / 104ページ / 298 x 248 mm / 9781880146583 / 2012年