身体を超えた「クィアネス」とはどのようなものなのか?
アメリカ人のアーティスト・キュレーター、エフレム・ゼロニー=ミンデルによる新しいプロジェクト「newflesh」は、ジェンダーやアイデンティティーの研究の従来の概念に挑戦する。
本書は、68人のアーティストによる作品と、イギリス人のキュレーターシャーロット・コットンなどによるエッセイを通し、クィアが可能にするものはなにかについて考察する。収録された作品は、特殊性や慣習を超えたものであり、各作品のタイトルや先入観を取り払うことで身体を扱う写真への期待に疑問を投げかけている。
また、各作家が使用した題材や素材は抽象化されており、近年登場した様々な技術的可能性を表現する作品群が紹介されている。これらのイメージは、私たちが慣れ親しんだものを超越し、これからの美術史の文脈におけるクィア作品の新たな可能性を提示する。
Gnomic Book / 140ページ / ソフトカバー / 240 x 160 / 9781733887717 / 2020年