コロンビア出身の女性アーティスト、ドリス・サルセドは、彼女の母国を始めとする世界各地で起こっている暴力や疎外の影響を彫刻やインスタレーションで表現している。
本書に掲載されているシリーズ「」は、コロンビアの内戦と現在も続く専制政治の中で多くの女性が受けたレイプ被害を表現している。生活の象徴であるテーブルを破壊し、接着剤で再構築した作品には、一度破壊された時にできた傷跡がくっきりと残っている。
人が目を背けてしまう題材を扱い、見るものを当事者の感情レベルへ誘導するような彼女の作品は、世界的に高い評価を受けている。
Walther König / 104ページ / ハードカバー / 304 x 245 mm /978-3960986812/ 2019年
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