アメリカ人フォトグラファー、チャーリー・エングマン(Charlie Engman)の作品集。この作品の主人公が誰かはタイトルを見れば分かる。キャスリーン・マッケイン・エングマン(Kathleen McCain Engman)は、2009年から息子チャーリーのためにポーズをとってきた。彼女のそばかすだらけの顔立ちと強烈なまなざしは見慣れたものになっても、イメージの中で彼女がどんな役割を演じているのかはますます理解出来なくなっていく。作者が最初に自分の母親を撮り始めたのは、いつでも撮影がし易いことに加えて、自分の息子の要求に応えようと頑張ってくれるからであった。しかし、気軽で有機的なものとして始まったプロセスは、内容の濃いコラボレーションへと発展していった。こうして出来上がったものは、家族アルバムでも息子による母親の賛美でもなく、はるかに深く複雑な相互作用だった。本作は、親密さの限度、役割と描写のルールと境界線、脆弱性とコントロール、そして見ることと見られることの意味を問いかけている。
(ディストリビューターのテキストより)
Edition Patrick Frey / 220ページ / ハードカバー / 275 x 205 mm /
9783907236048 / 2020年
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