写真家、川内倫子の写真集。本書は、さまざまなアーティストのヴィジョンを通して、今や弱者となってしまったツバメの絶大な存在感を称える「Des oiseaux(鳥について)」コレクションの一冊。本作では特に、ツバメが窓の隙間や屋根の下側に小さな巣を作り、親鳥から数週間にわたって餌をもらっている雛鳥を守る様子に注目した。川内倫子は、この光景に魅了され、彼女特有の詩的で繊細な感覚で、私たちの日常生活の中の素晴らしさ、そして儚い瞬間の美しさを引き出している。ツバメは、その鋭い羽によって、どこでも簡単に、そして優雅に止まり、オパール色の光を浴びているのである。
これらの写真に付随して、鳥類学者であるギレム・ルザフの特別なエッセイを収録している。ツバメの生活様式、歴史、春に南から北へ何千キロも移動すること、出産の季節、そして今日脅威にさらされているツバメと人間との特別な関係に焦点をあてている。
Editions Xavier Barral / 96ページ / ハードカバー / 260 x 205 mm / 9782365112772 / 2021年
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