ウィーン出身のアーティスト、エルヴィン・ヴルム。
本書は、彼の陶器で形成された彫刻に焦点を当てた作品集。ヴルムの擬人化されたセラミック彫刻は、そのフォルムが儚さと物理的なものの間で揺れ動き、パフォーマティブな身振りで特徴づけられる。粘土という素材が本来持つ可塑性を肯定し、ルネサンス以降の芸術家たちが内面に秘めた創造的なアイデアを直接表現することができたボゼッティの力を思い起こさせる。
「Dissolution」(2018-2020)で彼は完全にコントロールすることのできない創造的なプロセスを探求している。"Dissolution"には、崩壊、腐敗、分解、消滅する境界線といった意味合いがある。突き出た指、手、唇、口、胸、腹、鼻、耳を持つ彫刻は、粘土の塊から無理やり出てくるのだ。
Christoph Thun-Hohenstein, Rainald Franz, Bärbel Vischer / 64ページ / ソフトカバー / 247 x 197 mm / 9783897906372 / 2021年
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