抽象について学ぶのに、早すぎるということはないー特に、著名なイラストレーターであるタマラ・ショプシンが教えるのであれば。
この絵本は、老若男女を問わず、読者に想像力豊かな思考を促すだろう。小さな手のために作られたミニチュアの絵本は、ショプシン独特の魅力で描かれたシンプルな線画で満たされている。それぞれの絵は、同じ基本的なねじれた線に遊び心を加え、変化させている。ページが進むごとに、最初は花びら、次は鳥の巣、次はカウボーイの投げ縄、そして工場の煙突から立ち上る煙へと変化していく。その都度、ほんの数行追加するだけで、変換を示唆することができる。本の終わりには、無邪気なねじれた線を前にして、"これは何なのか?"ではなく、"これは何ではないのか?"という疑問が湧いてくる。
タマラ・ショプシン(1979年生まれ)はグラフィックデザイナー、イラストレーターで、その作品はニューヨーク・タイムズ、グッド、タイム、ワイアード、ニュースウィークなどで紹介されている。回顧録『Mumbai New York Scranton』の著者であり、『5 Year Diary』のデザイナー、ジェイソン・フルフォードとの共著で児童書『This Equals That』を出版。また、ニューヨークにある実家のレストラン「Shopsin's」のコックでもある。
The Ice Plant / 40ページ / ハードカバー / 320 x 180mm / 9780989785945 / 2015年