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ユルゲン・テラーは、真面目さと自己皮肉をユニークに組み合わせたスタイルで予想を裏切り、人生への飽くなき好奇心と彼を取り巻く果てしなく驚きに満ちた世界から本物の物語を生み出してきた。ストーリーテリングは常にテラーの活動にとって不可欠なものであり、ポートレートや風景からヌード、静物、そして変化し続けるセルフポートレートまで、さまざまなジャンルにおける個人的な経験と商業作品の型破りな融合によって実現されている。
本書は、2023-24年にパリのグラン・パレ・エフェメールで、2024年にミラノ・トリエンナーレで開催されるテラーの大規模な個展に付随して刊行された。
ファッションデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッドやギャラリストのスザンヌ・タラシーブなど、親しい協力者や友人を亡くしたことを振り返りつつ、3人目の子供の誕生と、妻でありミューズでもあるドヴィレ・ドリジテとの実りある創作関係を祝う、比類なき写真的達成の奥深さを捉えている一冊。
Steidl / 376ページ / ソフトカバー / 240 x 160 mm / 9783969992913/ 2024年