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ウルリッヒ・リュックリームは1938年生まれのドイツ出身の彫刻家である。ケルンで石工の訓練を受け、切断される前の大きな石を使って彫刻作品を制作していた。
ウルリッヒは60年代後半からミニマル・アートやコンセプチュアルアートを紹介するギャラリーとして活動しているコンラッド・フィッシャー・ギャラリーとのつながりにより、カール・アンドレやソル・ルウィット、リチャード・ロングなどと関わりを持っていた。その後パレルモとアトリエを共同で使用したりと、様々なアーティストと関わりを持ちながら活動していた。
彼は、石をありのままの状態で使用することで、もともと持っている石の柔らかさや透明感を表現しているという。
自然の象徴であるありのままの状態に人間が手を加えることで人間と自然の融合を目指している。
本書は、彼の作品の制作過程に注目しており、立体作品だけでなく、平面のポートフォリオも作品を紹介している。彫刻が持つ触覚的な特徴を切り離して考え、彫刻家の基本的な問題である、作品を設置する環境や彫刻の素材がアーティストに与える影響と向き合っている。
Walther König / 208ページ / ソフトカバー / 299 x 233 mm / 9783960985853 / 2019年