






ロシア人フォトグラファー、イリーナ・ロゾフスキー(Irina Rozovsky)と、アメリカ人フォトグラファー、マーク・シュタインメッツ(Mark Steinmetz)による作品集。
この作品集は、遠く離れた二つの地域を舞台に、自然と人間の関係を探求している。自然の多様な表現を映し出し、光と影の交錯の中で、身体と空間の関係を描いている。その結果、ある時は一貫性がなく、ある時は絶対的な価値を持つかのような風景が表現されている。
本書は、親密な個人的日記のように構成されており、ロゾフスキーとシュタインメッツの視線が交錯しながら、一つの物語を紡ぎ出している。そのリズムは人生のエピソードと同じように不連続で揺れ動き、予期せぬ出来事や非日常的な出会い、そして日常を共有する瞬間を捉えており、現代の多様化し分断された風景の中における人間の存在を深く考察する作品となっている。
フランス語、英語、イタリア語。
Chose Commune / 188ページ / ハードカバー / 260 x 210 mm / 9791096383399 / 2024年