ヴィール・アレッツは、建築家としてのみならず、デザイナー、著述家、教育者としても知られ、シカゴのイリノイ工科大学建築学部の学部長を務めている。1983年に設立されたWiel Arets Architects(WAA)は、アムステルダム、マーストリヒト、チューリッヒに拠点を構え、国際的に活動を展開している。
本書は、建築家ヴィール・アレッツが手がけた12の建築の「誕生から人の営みへ」と至る軌跡を、写真家のバス・プリンセンが辿った記録である。アレッツの建築を知る者にとっては意外ともいえる視点から捉えられており、たとえば柱が木々のように見えたり、設備空間が彫刻的なシルエットを帯びていたりする。プリンセンの写真群は、それぞれの建物の空気感を映し出すと同時に、建築が根源的に持つ「シェルター」としての力強い象徴性をも浮かび上がらせている。
Hatje Cantz / 164ページ / ハードカバー / 322 x 264 mm / 9783775735056 / 2015年
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